当院の矯正治療について
口腔内装置の治療
口腔内装置の治療の流れ
歯型とり → 装置の装着 → 口腔内と装置のチェック
※印象からsetまでの期間が長期間あいてしまうと、装置が入らなくなってしまう可能性があります。再作製には費用がかかるのでお気を付けください。
装置は同じものをずっと使うわけではありません。治療の状況に合わせて作りかえていきます。
2週間に1回の通院
口腔内と装置のチェックのため1~2週間に1回通院してください。
月に1回、管理料がかかります。
虫歯や、抜歯などの処置をした場合は、保険の治療代がかかります。
プラークコントロール
矯正治療が始まると、特に丁寧に歯磨きを行う必要があります。
装置をつけたお口の中は、食べカスが残りやすい状態になります。
歯についた食べカスや磨き残しは、時間がたつとプラークとよばれる細菌のかたまりになり、虫歯や歯茎の炎症の原因となります。
虫歯の原因となる、甘い食べ物や飲み物を控えて、毎日の歯磨きを丁寧に行い、虫歯や歯肉炎を防ぎましょう。
マルチブラケットシステムによる治療
親知らずの抜歯
親知らずが生えていなくても、矯正治療の妨げになる場合は、抜歯をすることがあります。
ブラケットの装着
歯に直接、ブラケットという矯正装置を装着します。
ワイヤーを調整しながら、歯を動かしていきます。
期間
装置をつけている期間は基本的には2年~4年となりますが、歯並びの状態や来院回数等の問題で治療期間が延びる場合があります。
1ヵ月1回の通院
装置がついているだけでは歯並びはよくなりません。
ワイヤーの調節等のために3週~5週間隔で通院してください。
ゴムの使用
治療の中には装置にゴムをかけてもらう期間があります。
自分で取り外しができるので、食事や歯磨きの際は、外してください。
1日合計16~20時間はゴムをつけておくようにしてください。
インビザラインによる治療
透明のマウスピースを使った矯正治療です。
見た目が良く、目立ちません。
食事中は外すことができるので、歯ブラシもしやすく、矯正治療のストレスが軽減されます。
保定期間
矯正装置をはずしたあと半年はリテーナーを24時間装着します。
その後、6~12ヵ月の間に様子をみながら徐々に装着時間を減らします。
1年経過以降は8~10時間(寝ている間)となります。
ワイヤータイプ
クリアタイプ
矯正治療を始めるまでの流れ
①矯正治療の一般的な説明
②矯正治療に必要な検査
③治療計画をたてる
②をもとに、現状の問題点を分析し、治療の計画をたて、詳しく説明します。
④治療開始
治療の内容を理解し、矯正治療をご希望されましたら、治療申込承諾書と支払計画書に必要事項を記入し、提出していただきます。
小児矯正と大人矯正の違い
小児から始める矯正と、大人になってから始める矯正はどのように違うのかと、よく質問を受けます。主なメリットとデメリットを上げてみましたので、参考にして頂ければと思います。
小児矯正
メリット
・顎と歯の成長力を矯正治療に利用できる
・口腔内装置に慣れやすい
・大人矯正への移行がしやすい
デメリット
・本人のやる気が無ければ、続かない
・家族の負担がかかる(通院、費用、口腔内装置の管理など)
・永久歯が生えそろう時期に個人差があり、成長期など体の変化もあるため、いつ治療が終了するか明確に設定しにくい
・小児矯正だけで終わらない場合がある
・環境が変わると続けにくい
大人矯正
メリット
・費用、期間、仕上がりが決めやすい
・自分の意思なので、矯正治療が続けられる
デメリット
・成長期が終了しているので、顎の決められたスペースの中で歯を並べる必要があり、小児矯正から開始した時と比べて、歯を削る量が増えたり、抜歯を行う可能性が増える
・口腔内装置に慣れにくい